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①ミノキシジルローションとは

頭皮に塗布する外用のAGA治療薬

ミノキシジルローションとは、ミノキシジルを主成分とした壮年性脱毛症による脱毛の進行予防、発毛・育毛を促す効果が期待できる薬で、男性型脱毛症(AGA)治療薬として用いられています。ミノキシジルを配合したAGA改善効果が期待できる薬には内服するタブレット(錠剤)タイプもありますが、このミノキシジルローションは頭皮に塗布して使用する外用の薬です。

ミノキシジルを主成分とするAGA治療薬は、アメリカのアップジョン社(現在のファイザー)が研究・開発を進め、1988年にアメリカ食品医薬品局(FAD)から医療用医薬品として承認されました。その後、欧米ではロゲイン、リゲインという商品名で大衆薬として発売され、世界的に大ヒットを記録。日本では、1999年に大正製薬が大衆薬としてリアップという商品を発売しています。

日本国内では、ミノキシジルを主成分とする大衆薬は存在していますが、医療用医薬品として承認されているものはありません。ミノキシジルローションを使ったAGA治療を希望する際は、医療機関を受診し、専門医の診断のもと、症状にあった薬の処方を受けるようにしてください。

②ミノキシジルローションの効果や効能

血流が向上しヘアサイクルを正常化

頭皮には毛乳頭と呼ばれる発毛や脱毛をつかさどる組織があります。毛乳頭は頭皮に張り巡らされた毛細血管を通して必要な栄養や酵素などを吸収し、周辺組織である毛母細胞に受け渡しを行っています。この一連の働きが毛髪の発毛・脱毛といったヘアサイクル(毛周期)を形成しています。

壮年性脱毛症は、このヘアサイクルが正常な場合に比べて短くなることが原因で起こると考えられています。つまり、新しい毛が生え、成長し、抜けるといったサイクルが、正常時よりも短くなり抜け毛が増加し薄毛が進行してしまうのです。

ミノキシジルローションの主成分であるミノキシジルには、血管を拡張する作用があります。ミノキシジルローションを使用することで血流が向上し、発毛・脱毛をつかさどる毛乳頭および毛母細胞の働きが活性化され、ヘアサイクルが正常化されることで脱毛の進行予防、発毛・育毛の効果が期待できます。

③ミノキシジルローションの正しい使用方法

1日1回、1mlを毎日塗布する

ミノキシジルローションを使用する際は、1日2回、1mlを脱毛している頭皮に塗布します。使用するタイミングは適度に時間をおくことが望ましく、例えば朝に1度塗ったら、2度目は夕方から夜にかけて塗布するようにすると良いでしょう。また、頭皮が清潔な状態で使用することをおすすめします。

なお、ミノキシジルローションには成分含有量が異なるものがあります。当院では症状にあわせて成分含有量5%のものと7%のものを処方しています。医師の診断を受け、ご自身の症状に合った薬の処方を受けた上で、正しい用量・用法を守って使用するようにしてください。

④ミノキシジルローション使用の注意点

用量を守って継続的に使用する

ミノキシジルローションは、用量以上を塗布したり、頻繁に塗布したりしても、期待される効果が向上することはありません。こうした行為は副作用のリスクを高めてしまうことがあるので注意が必要です。また、ミノキシジルローションを使用する際は、薬が目や口に入ってしまわないように注意してください。もしも、目や口に薬が入ってしまったら、すぐに水やぬるま湯で洗ったり、ゆすいだりするようにしてください。

なお、毛髪の成長には一定の時間・期間が必要です。ミノキシジルローションを使用したAGA治療では、ある程度の期間にわたって継続的に薬を使用することが重要です。期待される効果が得られるまでの期間としては6ヵ月以上を目安として考えておくと良いでしょう。また、ミノキシジルローションを使用し始めて、それなりの期間が経過したにもかかわらず効果がみられない場合は、医師に相談するようにしてください。

⑤ミノキシジルローションの副作用

皮膚の異常、頭痛やめまいなどに注意

外用のミノキシジルローションの副作用としては、おもに頭皮や皮膚の発疹、発赤(はっせき)、かゆみやかぶれなどがあらわれる場合があります。また、頭痛やめまい、胸の痛み、動悸などが起こる場合もあります。こうした副作用があらわれた場合は、服用をやめ、医師に相談するようにしてください。

⑥成分

ミノキシジルはフィナステリドと併用されることも

ミノキシジルローションの主成分であるミノキシジルは、もともとは高血圧症の治療薬として研究・開発が行われていました。しかし、開発段階で発毛効果の発現がみられたため、壮年性脱毛症治療薬、男性型脱毛症(AGA)治療薬として研究・開発が進められ、製造・販売されるようになりました。

なお、日本皮膚科学会が作成した「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」では、ミノキシジル成分を含む外用薬と内服用のAGA治療薬であるフィナステリド(プロペシア含む)は、男性のAGA治療において、もっとも高い推奨ランクに規定されています。

ミノキシジルローションとフィナステリドを主成分としたAGA治療薬は、それぞれ薬理効果が異なり、相乗効果が期待される場合もあるため、これら2つの薬が併用される場合もあります。専門の医療機関を受診し、医師の診断のもと、ご自身に合った治療方法を相談してみると良いでしょう。

⑦使用してはいけない方

過敏症経験者や未成年者は注意

ミノキシジルの成分に対して、過去に過敏症を起こした経験がある方はミノキシジルローションを使用することはできません。また、未成年者における安全性・有効性は確立されていないため、20歳未満の未成年が使用することはできませんので注意してください。

また、ミノキシジルローションは、壮年性脱毛症における進行予防・発毛・育毛効果および男性型脱毛症に対する治療・改善効果が期待できる薬です。円形脱毛症や甲状腺疾患による脱毛、その他原因の分からない脱毛症には有効性がないため、これらの脱毛疾患の方は使用しないようにしてください。

⑧豆知識&その他の情報

ミノキシジルローションに関する豆知識やニュース、その他さまざまな情報を以下でご紹介します。

女性にも効果あり⁉

脱毛に悩むのはなにも男性だけではありません。女性においても、壮年性脱毛症や男性型脱毛症(AGA)による抜け毛・薄毛に悩んでいる方もいらっしゃいます。ミノキシジルを主成分とした外用薬や内服薬は、女性における男性型脱毛症である女性男性型脱毛症(FAGA)についても改善効果が期待できると考えられています。

大衆薬と医療用医薬品の違い

日本国内では、ミノキシジルを主成分とする外用薬は大衆薬として承認されており、製造・販売が行われています。ただし、医療用医薬品として厚生労働省の承認を取得しているものはありません。では、大衆薬と医療用医薬品はどのような違いがあるのでしょうか。市販薬は多くの方が使用することを前提としている薬です。そのため、さまざまな方にとって安全性や有効性が確保できるものでなくてはいけません。一方の医療用医薬品は、患者様一人ひとりの症状を医師が診察した上で、その方に合ったより良い効果が期待できる薬として処方されるものです。疾病の治療や症状の改善を目指す上で、大衆薬に比べて医療用医薬品は、より効果的な役割を担うことができるものなのです。

参考